10月から始まったキャッシュレス・ポイント還元事業の影響で、意識してクレジットカードを使用する方も増えてきているのではないでしょうか?
通常、期限が迫って来たクレジットカードは信用スコアに問題が無ければ、自動更新されます。信用スコアとは、個人のクレジットカードの信用度を判断する指標となるのです。
今回は、そんな重要なクレジットカードの信用スコアが下がる原因について、説明していきます。
目次
申込に関する理由
一度に多くのクレジットカードに申込を行った
短い期間に複数枚のクレジットカードを申込を行うことを「多重申込」といいます。これは、他社のクレジットカード会社であっても、個人信用情報機関に6カ月間、申込記録が残りますので会社間で多重申込の情報は共有されます。
短期間に申込とおこなうとそれだけカードが必要であり、支払い限度額を超えた借り入れを行う危険性があるという判断をされる可能性があります。
すぐにカードの解約を行う
各社、クレジットカードの新規会員獲得の為、お得なキャンペーンや優待、キャッシュパックなどを行っています。
そういったポイント還元や優待目的に申込を行い、不要になったからと利用が一度もないまま解約手続きを行うと、信用スコアは下がることになります。
使わないカードは解約した方がよいですが、頻繁に繰り返すことは控えるようにしましょう。
支払いに関する理由
支払いが滞る
当然と言えば当然の理由ですが、利用料金の支払いが滞るのは信用スコアが下がる大きな要因になります。
こちらも多重申込とどうように、個人信用情報機関に記録が残りますので利用は計画的に行い「うっかり」支払いが滞ることがないように注意しましょう。
自己破産をする
自己破産を行った場合は、所有しているクレジットカードは使用できなくなります。また、一定の期間は新規にカードを作成することもできません。
また、個人信用情報機関でも「事故」扱いとなりいわゆるブラックリストに載ることにことになります。ただし、この状態は信用機関にもよりますが、5年~10年の間には回復するといわれています。どちらにしろ、自己破産は著しく信用スコアを下げる行為になります。
ちなみにこの信用情報機関は、個人でも情報を開示請求することが可能です。自分の現状の信用情報が気になるという方は、取り寄せてみるのも視野に入れましょう。
その他の理由
商品券やギフト券を大量購入
最後は、クレジットカードで商品券やギフト券を大量に購入する行為です。
カード会社では、利用金額だけでなく「カードで何を購入したか?」もチェックしています。
日常生活では考えられない程の大量の商品券やギフト券の購入履歴がある場合、「お金に困って金券ショップで現金化しているのでは……?」と疑われます。
カード購入で現金化するのはカード会社としては、もちろん歓迎される行為ではありません。また、換金率も決してよくありませんので、お金に困っても行わないようしましょう。
以上、いかがでしたでしょうか?
「理由は分からないけど、カード更新がされなかった……」などという事態にならないようご注意ください。