業務の効率化をする上で、法人用のクレジットカードは欠かせません。多くのカード会社からたくさんの法人カードが発行されていますが、ステータスと使い勝手を兼ね備えたカードとしておすすめなのが、アメックス法人カード(アメックスコーポレートカード / アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード)です。
さらに、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードはポイントがザクザク貯まり、使い道にも困らないという法人カードとなっています。
この記事では、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードでのポイントの貯め方、ポイントの使い道を中心に、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードの特徴も合わせて紹介することで、ビジネスに役立つカード選びの手助けとなればと思います。
目次
アメックス法人カード(アメックスコーポレートカード)概要
グリーンとゴールドは自分で申し込める
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード」は、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルが発行している法人・個人事業主向けのクレジットカードです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードにはグリーン(一般カード)・ゴールド・プラチナという3つのグレードがありますが、グリーンとゴールドは自分から申し込みできます。
グリーン・ゴールドにかかわらず、法人代表者向けカードと個人事業主向けカードの2種類がありますが、引き落とし口座の名義が法人名義か個人名義かの違いのみで、維持コストやスペックに違いはありません。
各種年会費
法人アメックスグリーンは初年度年会費が無料で以降は1万2,960円で、これは個人向けのアメックス・グリーンと同じ年会費です。
一方のゴールドの年会費は3万3,480円で、個人向けのアメックス・ゴールドよりより2,160円高くなっています。
追加カードの年会費はグリーンが6,480円、ゴールドは1万2,690円ですが、発行枚数に特に制限は設けられていません。
ETCカードは、グリーン・ゴールドのいずれも年会費540円がかかりますが、個人向けアメックスとは異なり、年1回以上の利用で翌年度の年会費が無料になるシステムの対象外です。
利用限度額に一律の制限なし
通常のクレジットカードには利用限度額が定められており、一般カードよりゴールドカードの方が利用限度額は高いものですが、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードでは限度額に一律の制限を設けていません。
事前に入金しておけばその分が利用限度額となりますので、1,000万円を事前入金すればグリーンでも利用限度額は1,000万円と高額になり、限度額を気にしてカード利用する心配は無用です。
補償やサービスが充実
ステータスが高いアメックスのビジネスカードだけありまして、補償やサービスも充実しています。
海外旅行傷害保険はグリーンが最高5,000万円(利用付帯)、ゴールドも同額ですがカードを利用しなくても保険が付帯する自動付帯です。
ゴールドには最高4万円の国内航空機遅延費用の補償も付いており、航空旅行への備えも抜かりありません。
また、法人・個人事業主向けカードであるアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、ビジネスに役立つサービスも提供しています。
「四半期管理レポート」では3か月毎のカード利用記録を業種別に集計したデータを届けてくれ、経費管理や財務状況の分析に有益です。
ビジネスの相談をしたい際には経営コンサルタントを紹介してくれ、経営相談をすることができます。
宿泊やパーティー、ダイニングなど、ビジネスに欠かせないサービスが優待料金で提供され、会社の経費削減に欠かせません。
アメリカン・エキスプレスでは、カード会員向けの「アメリカン・エキスプレス・オンラインモール」サービスを運営していますが、よくあるポイントがアップするモールではなく、クーポンを使って割引を受けるモールですので、お得をダイレクトに実感できます。
参加店舗も、ホテルからPC、ファッションまで様々です。
ゴールドでは、海外旅行への出発時や帰国時に提携タクシー会社を利用すると、高速代も含めて定額料金で送迎してくれるサービスがあり、時間の節約やパーソナルな空間づくりに寄与します。
また、ゴールド会員はJAL便に搭乗しなくても、JALのビジネスクラス利用者向けラウンジ「サクララウンジ」を利用できるので、離陸までのひと時をゆったりと過ごすのもよし、仕事に没頭するのも良しです。
貯めやすく使いやすいポイント
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードを100円利用するごとに、「メンバーシップ・リワード」というポイントが1ポイント貯まります。
1ポイント=1円相当の価値があり、法人カードで1%のポイント付与率はかなり高い方です。
アメックス加盟店だけでなくJCB加盟店でも利用できますので、想像以上に利用可能店舗数は多くなっています。
アメリカン・エキスプレスには、リアル店舗だけでなくオンライン店舗でも、通常より多くのポイントをゲットできる「メンバーシップ・リワード ボーナスポイント・パートナーズ」という制度があります。
事前登録などは特に必要なく、いつも通りにアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードを利用するだけで、ポイント還元率が2%~10%まで増えるので、簡単かつお得です。
対象店舗はショッピングやレストランが多いですが、通信や家事、通信教育などジャンルは多岐に渡ります。
貯まったポイントは、カード利用代金への充当や各種商品券家の交換、数多くの航空会社のマイルへの移行が可能です。
このように、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードはビジネスをより効率的に進めたい方、万が一の補償を手厚くしたい方、そしてカード利用でポイントをザクザク貯めて効果的に使いたい人に向いています。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードで貯まるポイントはコレだ!
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードでは以下のポイントが貯まります!
- メンバーシップ・リワード
法人カードおすすめ
経営者・個人事業主の方に圧倒的おすすめ!ビジネスをもっとお得にスマートにできるJCB法人カード! 還元率0.5%~1.25%
法人代表者、個人事業主やフリーランスの方にも発行しやすくおすすめ! 還元率0.3%~0.4%
経営者に最適なライフカードビジネス 還元率0
経理管理と資産運用の効率化を目的とした三井住友ビジネスクラシックカード 還元率0.45%~0.90%
高コスパでビジネス特典豊富な法人向けのクレジットカード! 還元率0
メンバーシップ・リワード
ポイント特約店
ポイントの価値 | 1ポイント1円 |
---|---|
ポイント還元率 | 1% |
付与レート | 100円(税込)ごとに1ポイント |
交換レート | 300ポイント→交換先100ポイント(楽天スーパーポイントの場合) |
ポイントの有効期限 | 3年 |
ポイントモール名 | 高島屋オンラインストア
じゃらん WOWOW 日光金谷ホテル レッドロブスター 株式会社なだ万 TKPホテル&リゾート など |
年間利用ボーナス | ー |
ステージ制度 | ー |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードでメンバーシップ・リワードを貯める基本
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードを利用すると、100円ごとに1ポイントの「メンバーシップ・リワード」が貯まります。
100円単位でポイントが付与されますので、端数が無駄になるケースが少ないです。
1ポイント=1円相当の価値があるのでポイント還元率は1%となり、グリーンでもゴールドでも還元率に変わりはありません。
国民年金保険料の納付でもアメリカン・エキスプレスが利用できるようになりましたが、ポイントの付与レートは200円=1ポイント(ポイント還元率0.5%)となります。
国民年金保険料以外にも、以下のような料金支払いは、ポイント付与レートが200円=1ポイントとなります。
・電力料金(東京電力・関西電力など地域電力会社)
・ガス料金(東京ガス・大阪ガスなど地域ガス会社)
・水道料金(札幌市・東京都・大阪市など)
・国税
・都税
・大阪府自動車税
・ふるさと納税
また、NHK受信料やUNICEFの支払いはポイント付与の対象外ですので、注意してください。
アメリカン・エキスプレスの特約店「メンバーシップ・リワード ボーナスポイント・パートナーズ」でポイントアップ!
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードを普通に利用しても、1%という高還元率ですが、アメリカン・エキスプレスの特約店「メンバーシップ・リワード ボーナスポイント・パートナーズ」でカード利用をすると、その還元率はさらにアップし、最大10%に達します。
類似のプログラムを実施しているクレジットカード会社もありますが、事前登録が必要など手間がかかって面倒な場合もあります。
その点、メンバーシップ・リワード ボーナスポイント・パートナーズは事前登録が必要ないので、非常に便利で思い立ったときにすぐにポイントアップが可能です。
メンバーシップ・リワード ボーナスポイント・パートナーズの主な対象店舗と還元率は、以下のようになります。
・高島屋オンラインストア(2%)
・じゃらん(2%)
・おいしっくす(2%)
・アイシティ渋谷駅前店(5%)
・大丸福岡天神店(2%)
・イモトのWiFi(5%)
・たかの友梨ビューティークリニック(2%)
・アートエプロンサービス(3%)
・WOWOW(1000ポイント)
・Z会通信教育(2%)
・Relux(2%)
・日光金谷ホテル(3%)
・ザ・プリンス箱根芦ノ湖(2%)
・キムカツ恵比寿本店(2%)
・アルマーニ/リストランテ(2%)
ホテルやグルメが多い印象ですので、ビジネスで出張や接待をする人には特におすすめです。
法人カードおすすめ
経営者・個人事業主の方に圧倒的おすすめ!ビジネスをもっとお得にスマートにできるJCB法人カード! 還元率0.5%~1.25%
法人代表者、個人事業主やフリーランスの方にも発行しやすくおすすめ! 還元率0.3%~0.4%
経営者に最適なライフカードビジネス 還元率0
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法人カードだけの「ボーナスポイント・パートナーズ」もある
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードなどの法人カードに対しては、個人用カードにはない「ボーナスポイント・パートナーズ」が存在します。
ゴールドだけでなくグリーンも対象となっていますので、グリーン会員も決して損はしません。
ID決済サービスやアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードでチャージしたSuica、QUICPayでの支払いについては対象外ですので注意しましょう。
ボーナスポイント・パートナーズの主な対象店舗、ポイント付与状況は以下の通りです。
・天城高原ゴルフコース:100円→3ポイント
・塩原カントリークラブ:100円→3ポイント
・ザ・コンランショップ:100円→3ポイント
・ニューズウィーク日本版:100円→10ポイント
・モンブランEブティック:100円→5ポイント
・綾ニセコ:100円→2ポイント
・白馬東急ホテル:100円→2ポイント
・ベイサイドホテルアジュール竹芝:100円→2ポイント
・TKPホテル&リゾート(6施設):100円→2ポイント
・レッドロブスター(一部店舗):100円→2ポイント
・京都牛懐石INAYOSHI:100円→3ポイント
・株式会社なだ万(弁当宅配):100円→2ポイント
老舗和食店「なだ万」のお弁当配達サービスは、自分で食べるもよし、社内会議の際に従業員に振る舞ってもよし、取引先にプレゼントしても良しと、使い勝手は申し分ありません。
貸会議室の運営などで有名な「TKP」が手がけるホテルは、都会の喧騒から遠く離れた場所に立地しており、充実した研修設備も有しているため、社内研修や会合がはかどります。
プラス3,240円でさらにポイントがザクザク貯まる「ボーナスポイントプログラム」
どちらかというと、レストランやホテルの利用でポイントが多く貯まる印象が強い「メンバーシップ・リワード」ですが、そうなるとホテルやレストランをあまり使わない人にとっては魅力がさほどありません。
しかし、2018年9月より、「メンバーシップ・リワード・プラス」の年会費3,240円を支払えば、さらに多くの店で多くのポイントがもらえる「ボーナスポイントプログラム」が開始されました。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードを100円利用するごとに、合計3ポイントのメンバーシップ・リワードがもらえます。
ボーナスポイントプログラムを利用するには事前登録が必要ですが、会員サイトにアクセスして「キャンペーンに登録」ボタンをクリックするだけで登録完了ですので、1分もかかりません。
対象となるサービスは、以下の通りです。
・Yahoo!ショッピング
・ヤフオク!
・ヤフー官公庁オークション
・iTunes Store
・App Store
・JAL公式ウェブサイト
・H.I.S.公式ウェブサイト
・アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン
・Amazon.co.jp
・Kindle
・Amazon Business
Yahoo!ショッピングやAmazonなど、使い勝手の良いお店も他を連ねておりますので、「ネットショッピングで多くポイントを貯めたいが、使いたいサイトがない」という心配もいりません。
本会員カードだけでなく家族会員カードも対象ですので、加速度的にポイントを貯められます。
年間500万円分の利用上限がありますが、ほとんどの人は上限を心配する必要がないでしょう。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードで貯まったポイントの使い道
せっかくクレジットカードで多くのポイントを貯めても、使い道に乏しくては宝の持ち腐れですが、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードのメンバーシップ・リワードならばそんな心配はいりません。
・素敵なアイテムと交換する
・他のポイント・マイルに移行する
・クーポンや商品券と交換する
・ポイントでお支払い
など多種多様な交換先が揃っています。
「メンバーシップ・リワード・プラス」登録で交換レートがアップ&ポイントが無期限に
先ほど、3,240円の年会費を別途支払うことでポイントをザクザク貯められる「メンバーシップ・リワード・プラス」の話をしました。
これはポイントがザクザク貯まるだけでなく、貯まったポイントをよりお得に使うことができるプログラムでもあるのです。
例えば、メンバーシップ・リワード・プラス未加入の状態で楽天スーパーポイントに移行する場合、3,000ポイント→1,000楽天スーパーポイントのレートな一方で、メンバーシップ・リワード・プラス加入状態では3,000ポイント→1,500楽天スーパーポイントと、移行先のポイントが1.5倍となります。
また、メンバーシップ・リワード・プラス未加入の状態で提携航空会社のマイルに移行する場合、2,000ポイント→1,000マイルのレートな一方で、メンバーシップ・リワード・プラス加入状態では1,000ポイント→1,000マイルと、移行先のマイルが2倍になるのです。
他のポイントに交換する
楽天スーパーポイント | Tポイント |
ヒルトン・オナーズ | スターウッドプリファードゲスト |
貯まったメンバーシップ・リワードは、マイル以外にもポイントプログラムに移行することができます。
「スターウッドプリファードゲスト」は、ウェスティン、シェラトン、リッツカールトン、Wホテルなどのホテルブランドを擁しています。
航空会社のマイルに移行する
ANA | フィンエアー |
チャイナエアライン | シンガポール航空 |
ヴァージンアトランティック航空 | エティハド航空 |
デルタ航空 | タイ国際航空 |
ブリティッシュ・エアウェイズ | エミレーツ航空 |
アリタリア-イタリア航空 | エールフランス/KLM |
スカンジナビア航空 | カタール航空 |
クレジットカードのポイントをマイルに移行する場合、多くてせいぜい3~4社程度ですが、メンバーシップ・リワードでは15社もありますので問題ありません。
しかも、世界様々な国・地域の航空会社が参加していますので、アジアならばANA・シンガポール航空、ヨーロッパはブリティッシュ・エアウェイズやエールフランス航空/KLM航空、アメリカはデルタ航空、それ以外の国・地域は広範なネットワークを有しているエミレーツ航空やエティハド航空、カタール航空などの中東系でOKです。
さらに、参加している航空会社はアライアンスの垣根を超えていますので、スターアライアンス系ならばANA、ワンワールド系はブリティッシュ・エアウェイズ、スカイチーム系はデルタ航空などにマイルを集約させて、アライアンス内の航空会社の特典航空券に交換できます。
商品券・ギフトカード・クーポンに交換する
メンバーシップ・リワードは、商品券やギフトカード、クーポンに交換することもできます。
・JCBギフトカード:3,000ポイント→1,000円分
・百貨店ギフトカード:3,000ポイント→1,000円分
・全国百貨店共通商品券:3,000円→1,000円分
・IKEAギフトカード:3,000ポイント→1,000円分
・モスバーガーモスカード:3,000ポイント→1,000円分
・Amazonギフト券:3,000ポイント→1,000円分
・iTunesギフトコード:3,000ポイント→1,000円分
・31アイスクリーム:1,500ポイント→500円分
・ローソンお買物券:1,500ポイント→500円分
・スターバックスドリンクチケット:1,500ポイント→500円分
・nanacoギフト:1,500ポイント→500円分
・サムソナイトショッピングクーポン:5,000ポイント→5,000円分
・ロイヤルホストお食事券:3,000ポイント→1,000円分
・エノテカワイン3種飲み比べ:8,000ポイント→5,500円相当
多くの場所で使えることを重視するならば、JCBギフトカードや百貨店共通商品券、あるいはAmazonギフト券などがいいでしょう。
使い道を絞れば絞るほど交換レートがよくなる傾向にあり、サムソナイトショッピングクーポンなどは1ポイント=1円相当という高レートで交換できます。
ポイントでお支払い
貯まったメンバーシップ・リワードは、カードでの支払いに充当できますが、これを「ポイントフリーダム」といいます。
・カード利用代金
・旅行代金の支払い(アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライ、日本旅行など)
・店頭での支払い(ヨドバシカメラ、高島屋)
・インターネットショッピングでの支払い(マルイウェブチャネル、ベルメゾンなど)
ポイントがザクザク貯まる「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入していると、換算レートがよりお得になるので、このプログラムには入っておいた方がお得です。
カード利用代金への充当は、航空会社・ホテル・旅行関連以外の3種類の支出項目に分かれており、航空会社が最もお得なレートで、次いでホテル、旅行関連以外の順番になります。
4つの支払いジャンルごとに、利用方法が以下のように多少異なりますので、よく確認しておきましょう。
・カード利用代金への充当:会員サイトにログイン→「メンバーシップ・リワード」→「カードの支払いに充当」をクリック
・旅行代金の支払い:店舗・電話・オンライン時に利用
・店頭での支払い:店舗のポイント交換場所に行きカードを提示
・インターネットショッピングでの支払い:本人認証画面にポイント利用のオプションが表示→選択して充当金額を選択
メンバーシップ・リワードを交換して得する一例
メンバーシップ・リワードからANAのマイルへ交換するとこんなにお得!
メンバーシップ・リワードは15社もの航空会社のマイルに移行できますが、ポイントを移行して総合的に最もお得なのは、「ANAマイレージクラブ」です。
他の14社の航空会社は、ポイントからマイルへ移行するのに手数料や年会費が別途必要ないのに対して、ANAだけは「ANAコース」への参加登録費として5400円が必要となります。
ただし、参加登録費はアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードで支払える上に、54ポイントのメンバーシップ・リワードも付与されますので、ダメージはさほど大きくありません。
ANAコースへの参加は基本的に自動更新ですが、任意で参加をしないこともできますので、マイルへ移行するときだけ参加登録費を支払えば、参加登録費のコストを抑えることも可能です。
他の航空会社と比較して、ANAマイルへの移行は5400円の出費以上のメリットがあります。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録しているかどうかでも変わってきますので、以下で4パターンのマイル移行レートを紹介しましょう。
・「メンバーシップ・リワード・プラスに登録」+「ANAのマイルに移行」=1,000ポイント→1,000マイル
・「メンバーシップ・リワード・プラスに未登録」+「ANAのマイルに移行」=2,000ポイント→1,000マイル
・「メンバーシップ・リワード・プラスに登録」+「ANA以外のマイルに移行」=1,250ポイント→1,000マイル
・「メンバーシップ・リワード・プラスに登録」+「ANA以外のマイルに移行」=2,000ポイント→1,000マイル
「メンバーシップ・リワード・プラスに登録」+「ANAのマイルに移行」の組み合わせが最強で、1対1のレートで移行できます。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録している状態で、2万ポイントを移行しようとすると、ANA以外のマイルは1万6,000マイルなのに対して、ANAは2万マイルになります。
1マイルの価値はエコノミークラスで2円相当といわれており、4,000マイルの差は8,000円相当ですので、ANAコースの参加登録費の元は十分に取れる計算です。
ANAの特典航空券に交換しなくても、ANAマイルから他の提携ポイントプログラムなどへの交換も可能です。
以下に、交換可能な主な提携ポイントプログラムと交換レートを紹介します。
・楽天スーパーポイント:1万マイル→1万ポイント
・Tポイント:1万マイル→1万ポイント
・nanacoポイント:1万マイル→1万ポ8イント
・スターバックスカードへのチャージ:1万マイル→1万円分
・楽天Edy:1万マイル→1万円分
楽天スーパーポイントやTポイントなどの共通ポイント、電子マネー「楽天Edy」は利用可能店舗も多いですし、上記で紹介した以外にも数多くのポイントプログラムが用意されています。
メンバーシップ・リワードからブリティッシュ・エアウェイズのマイルへ交換するとこんなにお得!
ANAやスターアライアンス加盟航空会社を利用しない人は、ブリティッシュ・エアウェイズのマイレージプログラムである「エグゼクティブ・クラブ」へ交換するのも悪くはありません。
先ほど紹介したように、メンバーシップ・リワード・プラスに登録した状態では、1,250ポイント→1,000マイルのレートで移行でき、ANAよりはレートがよくありません。
しかし5,400円の参加登録費がかかりませんので、コストを抑えつつマイルを貯めることができます。
移行したマイルは、ブリティッシュ・エアウェイズ便で利用してもいいのですが、最も使い勝手が良いのは同じ航空連合「ワンワールド」に加盟しているJALの特典航空券でしょう。
特に日本国内線では、JALマイレージバンクよりも少ないマイルで特典航空券に交換することができます。
例えば、東京⇔福岡の往復特典航空券ですと、JALマイレージバンクが1万2,000マイル~1万5,000マイル必要なのに対して、エグゼクティブ・クラブは9,000マイルでOKです。
メンバーシップ・リワードが1万1,250ポイントあれば特典航空券に交換できます。
国際線では、北京やホノルルくらいまでの往復特典航空券でしたら、JALマイレージバンクと必要マイル数は変わりません。
メンバーシップ・リワードから航空券代へ交換するとこんなにお得!
メンバーシップ・リワードは、カード利用代金へ充当する「ポイントフリーダム」としても利用可能です。
航空券代、ホテル代、ネットショッピング代など様々な使い道があるポイントフリーダムですが、最もお得なのが航空券代への充当です。
1ポイント=1円のレート(メンバーシップ・リワード・プラスに登録の場合)で、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードで購入した航空券代へ充当することができます。
メンバーシップ・リワードでマイルへの移行ができない航空会社の航空券であっても、ポイントフリーダムならば問題ありません。
充当の手続きもオンラインから可能で、利用明細から対象の航空会社の航空券を選択し、「ポイントを使う」をクリックしてから、充当金額(最低3,000ポイント)を選択するだけと簡単です。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード貯まるポイント・交換できるポイントまとめ
今回は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードでどのようにポイントが貯まるか、ポイントをどのように使うかを中心に紹介していきました!
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードを100円利用すると、1ポイントのメンバーシップ・リワードが貯まります。
ポイント付与率は1%となり、一般的な法人用カードと比較するとかなり付与率が高いです。
高島屋オンラインストアなど、アメリカン・エキスプレスの特約店「メンバーシップ・リワード ボーナスポイント・パートナーズ」を利用すれば、ポイント付与率は最大10%にも及びます。
ゴルフ場やホテル、レストランを中心に、法人カードだけの特約店「ボーナスポイント・パートナーズ」も用意されており、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードはよりお得です。
さらに、「メンバーシップ・リワード・プラス」の年会費3,240円を支払うことで、Yahoo!ショッピングやAmazonなど使い勝手の良いお店のポイント付与が100円→3ポイントになる「ボーナスポイントプログラム」もあるので、ポイントをザクザク貯めたい人は加入しない手がありません。
貯まったメンバーシップ・リワードは、提携ポイントやマイル、商品券への交換や利用料金への充当へも利用できますが、最もお得なのはANAマイルへの移行です。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録していれば1対1の高レートでANAマイルへ移行できるのに加えて、飛行機に乗らない人でも他の提携ポイントへさらに交換ができます。
航空券を購入する際は、ポイントフリーダムを使って1ポイント=最高1円のレートで利用代金に充当できますので、コストを抑えつつマイルへお得に移行可能です。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは法人カードの中でもポイントが貯めやすく使い勝手が良いのはもちろんですが、法人カードに求められるステータスや利便性も兼ね備えたカードですので、持っていて損はありません。
以上、アメックス法人カード(アメックスコーポレートカード)で貯まるポイントと使い方を徹底紹介…という話題でした!
法人カードおすすめ
経営者・個人事業主の方に圧倒的おすすめ!ビジネスをもっとお得にスマートにできるJCB法人カード! 還元率0.5%~1.25%
法人代表者、個人事業主やフリーランスの方にも発行しやすくおすすめ! 還元率0.3%~0.4%
経営者に最適なライフカードビジネス 還元率0
経理管理と資産運用の効率化を目的とした三井住友ビジネスクラシックカード 還元率0.45%~0.90%
高コスパでビジネス特典豊富な法人向けのクレジットカード! 還元率0
法人ゴールドカード
一流の出張サポートやプラチナ級の保険補償!ビジネスライフをもっと優雅にできるJCBゴールド法人カード 還元率0.5%~1.3%
国内外の出張サポートに特化した三井住友ビジネスゴールドカード 還元率0.5%~1.0%
ハイスペックでステイタス性が高いため、個人事業主や社長一人、もしくは役員だけの利用に人気 還元率0.3%~0.4%
ビジネスシーンを強力サポートするライフカードビジネスライトゴールド 還元率0.5%~1.0%
高コスパでポイントも貯まる、個人事業主や法人代表者向けカード! 還元率0.6%~1.1%