クレジットカードのステータス性を大きく格上げするサービスがコンシェルジュサービスです。
プラチナ以上のハイグレードカードに付帯する特典ですが、どのように使えば良いのか今ひとつ分からないという方も多いかと思います。
ここではクレジットカードのコンシェルジュサービスについて、基本的な概念から使い方、コンシェルジュサービスが付帯するクレジットカードの紹介、それぞれのクレジットカードの比較をしていきます。
すでにプラチナ以上のカードをお持ちの方も、これからハイステータスカードを検討する方も必見です。
ですが、それなりのクレジットカードを持つとやはりそれなりの年会費がかかってくることもまた事実。。。お金に余裕がある方は別ですが、クレジットカードに年会費数万も支払うなんて考えられない!!という私のような考えの人は年会費無料のおすすめクレジットカードを見てみてください!どれもおすすめです。
目次
クレジットカードのコンシェルジュサービスとは
コンシェルジュとはサービス業の1つです。
語源はラテン語の「奴隷仲間」を意味する「conseruvus」という言葉がフランス語の「建物の管理人」を意味する「concierge」に派生したと考えられています。
中世は教会において巡礼者をもてなす係のことを指していましたが、今ではホテルなどで宿泊客の様々な要望や相談にホスピタリティをもって応えるゲストサービスの職種がコンシェルジュと呼ばれるようになりました。
ここまででクレジットカードのコンシェルジュがカード保有者をサポートする役割であることは何となくお分かり頂けたかと思います。
では、クレジットカードのコンシェルジュサービスにはどのようなリクエストをすることができるのでしょうか。
ここからはクレジットカードのコンシェルジュがどのようなサービスなのか、詳しくお伝えしていきます。
コンシェルジュの中でもサービスが充実しまくっている最高級クレジットカードが存在します!そのクレジットカードはこちらです!
顧客をサポートする秘書的なサービス
コンシェルジュサービスとは顧客の要望を何でも聞いてくれるサービスです。
基本的にクレジットカードの支払いが伴う要望であれば何でもリクエストすることができます。
あなた専属の「秘書」だと言えばわかりやすいかもしれません。
ホテルやレストラン、観劇などのチケットの手配といった「予約代行」や旅先で困った時の「サポートサービス」などが主なサービスです。
通常のクレジットカードのアシスタントデスクと大きく違うのは、「○月○日に得意先との得意先との会食のためのレストランを探しておいてほしい」といったおおまかなリクエストを出すだけで、コンシェルジュがこちらの好みやイメージを聞き取り候補を探してくれるなど、単なるサポートにとどまらず顧客の要望を的確にとらえ期待以上の提案をしてくれるところにあります。
プラチナ以上のカードにのみ付帯するサービス
クレジットカードのコンシェルジュサービスは基本的にプラチナカード以上、つまりプラチナカードまたはブラックカードに付帯しています。
電話一本で様々なリクエストに応えてくれるので、忙しい方にとっては旅行手配や接待のゴルフ場の予約などにかける時間を大幅に節約できるなどメリットは非常に大きいサービスといえるでしょう。
クレジットカードによっては専任のコンシェルジュが付くのでまさにハイステータスの象徴ともいえる特典です。
プラチナカード以上のクレジットカードは年会費が高いのが特徴です。
プラチナカードで5~10万円、ブラックカードで10~40万円が相場と言われています。
しかし専任の秘書がつくと考えれば高い年会費にも納得できますね。
また、プラチナカード以上のクレジットカードの多くは招待制をとっているためコンシェルジュサービスは選ばれた人だけが享受できるハイグレードなサービスなのです。
クレジットカードのコンシェルジュサービスは基本的には無料で受けられる
クレジットカードに付帯するコンシェルジュサービスの利用は基本的に無料です。
電話一本で要望を伝えるだけで高い水準のサービスが受けられるのに、何度利用しても原則無料というと驚かれるかもしれませんね。
しかし、プラチナカードやブラックカードの利用者はカード会社にとっては利用額が大きかったり、信用力が高い「上得意」であるためそれだけ高いサービスを提供してくれるのです。
また上記で触れたとおりプラチナ以上のクラスのクレジットカードの維持には相当の年会費が必要となるため、コンシェルジュサービスこそ高い年会費を支払う最大の目的だと考える利用者も多いようです。
カード会社からの信用とカードを維持できるだけの余裕がある方だけが受けられる、まさにハイステータスな特典ですね。
コンシェルジュサービスを受けられるクレジットカード一覧
クレジットカードのコンシェルジュサービスについておおよその概要はご理解頂けたでしょうか。
要望を的確に把握し、通常の予約代行やアシスタントサービスを上回る水準で応えてくれる秘書のようなサービスを基本的に無料で利用できるという便利なものであることや、プラチナカード以上の保有者のみが使えるハイグレードな特典であることはお分かり頂けたかと思います。
ここからは実際にコンシェルジュサービスを利用することのできるおすすめのクレジットカードとその特徴をご紹介していきます。
オリコ・ザ・カードプラチナ
オリコ・ザ・カードプラチナはオリエントコーポレーション発行のプラチナカードで、申し込みで発行できるプラチナカードの中では稀少な一枚です。
Mastercardから発行でき、年会費は2万円と比較的維持しやすいうえ、通常還元率1%、誕生月は2%とポイントの貯まりやすさにも定評があります。
国内外海外旅行保険が最高1億(家族特約あり)、世界650ヶ所以上の空港ラウンジの利用、スーツケース無料宅配(2個まで)、提携ホテルレストラン半額や1名分無料などプラチナらしいサービスも充実しておりコストパフォーマンスに優れたプラチナカードといえるでしょう。
コンシェルジュデスクは24時間365日対応。
他のプラチナ専用のコンシェルジュデスクに比べるとややあっさりめの対応という印象ですが、通常のカードデスクのように通話までに長い時間待たされることもないのが良いですね。
プラチナカードを体験してみたい方にはおすすめの一枚です。
セゾンプラチナアメリカン・エキスプレス
セゾンプラチナ・アメックスはクレディセゾンの発行するプラチナカードです。
決済ブランドはアメックスですが、JCB提携店でも使えます。
年会費はオリコカード・ザ・プラチナと同じく2万円で、還元率0.75%~1%で有効期限のないセゾンの永久不滅ポイントが貯まります。
プライオリティ・パスの無料付帯、手荷物空港宅配(1個無料、2個目以降は優待価格)、アメックスプラチナに準ずる提携店舗での優待、最高1億円の旅行保険などプラチナカードとしての特典も充実しており、ハイコストパフォーマンスなプラチナカードであるといえるでしょう。
コンシェルジュサービスについては定評があり、ホテルなどでもプラチナ枠を押さえており繁忙期で満室の時期でもコンシェルジュ経由で部屋がとれたという口コミもあります。
インビテーション制をとっていますが審査は比較的やさしいプラチナカードなのでまずはセゾンゴールド・アメックスを取得し地道に実績作りをしましょう。
SBIプラチナカード
SBIプラチナカードは住信SBIネット銀行が発行するプラチナカードです。
申し込み制をとっており、年会費は2万円、国際ブランドはMasterカードです。
最高1億円までの旅行保険付帯、高級レストランのコースが1名無料、空港ラウンジ、Masterプレミアムカード会員限定の優待などプラチナならではの優待が充実。
年間200万円以上の利用で通常のお買い物ポイントに加えボーナスポイントがもらえます。
コンシェルジュサービスについては、鍵の閉じ込みや水漏れ、害虫で困った時にサポートしてくれる「ホームアシスタンス」、宴会や接待の会場手配、ギフトの相談などに乗ってくれる「ライフスタイルサービス」、旅行やツアーなどの相談に乗ってくれる「トラベルサービス」と心強いラインナップとなっています。
※SBIプラチナカードは2018年1月31日をもってサービス終了となりました。
代替カードはオリコカード・ザ・プラチナ、セゾンプラチナ・アメックスとなります。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ
アメックス・プラチナはアメリカン・エキスプレスのプロパーのプラチナカードです。
インビテーション制をとっており、ますはアメックス・ゴールドを取得する必要があります。
ハイステータスカードの代表格であるアメックスのプラチナカードとあって年会費も10万円とぐっと上がります。
なんと2018年10月以降の発行から券面がメタル化しデザインも一新しています。
会員専用の空港ラウンジ「センチュリオン・ラウンジ」、提携店舗(JAL、Amazon、Yahooショッピング、HISなど)・海外利用で3%ポイント還元、ポイント有効期限無期限化、ANAマイル移行費無料化などサービスも向上しました。
コンシェルジュサービスも細やかかつ柔軟な対応と評価が高いです。
基本的には招待制ですが、ゴールドカードホルダーでカードデスクに問い合わせ(いわゆる突撃)をしたら通った、センチュリオンホルダーに招待してもらうなど裏技があるようなので試してみる価値はありますね。
ダイナースプレミアムカード
ダイナースプレミアムはハイステータスカードブランドのダイナースクラブのプロパーカードの最高峰でブラックカードという位置づけです。
年会費が13万円と高額、審査が厳しいことでも有名、かつインビテーション制をとっているのでまさに選び抜かれた人のための正真正銘のハイステータスカードといえます。
還元率2%、無期限のポイント、デポジット(事前入金)で利用額制限なし、高級ホテルの上級会員資格、ダイナースクラブラウンジ・プライオリティ・パスの2種類の空港ラウンジ、厳選されたレストランでのダイニングサービス「エグゼクティブ・ダイニング」など年会費を上回る上質なサービスが付帯しています。
コンシェルジュサービスもカード会社の利益よりも顧客満足を優先したすばらしいものであると評判で、コンシェルジュサービスを目的に高い年会費を払って入会する人も多いようです。
入会には1年ほどダイナースクラブカードを利用してカスタマーセンターに切り替えの打診をするのが近道です。
三井住友プラチナカード
三井住友プラチナカードは三井住友カードの発行する国内最高峰のVISAプレミアムカードです。
インビテーションだけでなく、直接申し込みも可能なプラチナカードです。
年会費5万円で基本はVISAから発行されますが、Masterカードを選択したり、2枚持ち(デュアル持ち)することも可能。
また、中国国内で快適に使える銀聯プラチナカードを追加発行することもできます。
券面のデザインはブラック&シルバー、ブラック&ゴールドの2種類から選べ、どちらお高級感のあるデザインとなっています。
最高1億円の旅行保険、家族分のプライオリティ・パス、プラチナホテルズ、提携レストランが半額になるプラチナグルメクーポン、利用額に応じてギフト券プレゼント、USJ優待など至れり尽くせりの特典も魅力です。
コンシェルジュサービスについてはプラチナ専用デスクにやや電話がつながりにくいという口コミがみられますが、おおむね評判は良好なようです。
けどやっぱり年会費が高いから… という方にはワンランク下げた三井住友クレジットカードがおすすめです
JCBプラチナ
年会費 | |
---|---|
初年度 | 2年目~ |
27,500円(税込) | 27,500円(税込) |
申込み条件 | |
原則として25歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。※学生不可 | |
発行までのスピード | |
最短3営業日(通常1週間程度) |
JCBプラチナカードはJCBオリジナルシリーズのプラチナカードです。
2017年に新しく登場したクレジットカードで年会費は2万5千円、申し込みが可能なプラチナカードです。
JCBのプロパーカードの中でのランクはJCBゴールド・プレミアム(JCBゴールドを年100万以上利用で招待)とJCBザ・クラス(完全招待制)の中間に位置しています。
家族も含めて最高1億円補償の旅行保険、プライオリティ・パスの無料発行、OkiDokiポイントの期限が5年に延長、USJのJCBラウンジ、有名レストランが30%オフ「グルメ・ベネフィット」などプラチナカードとしての特典は十分。
また、JCBカードはコンシェルジュデスクの対応にも定評があります。
日本最高峰のブラックカードJCBザ・クラスを目指す方にも人気の1枚です。
まとめ
今回はクレジットカードのコンシェルジュサービスについてまとめました。
レストランやホテル、交通、チケットの手配やトラブル時の対応などきめ細やかなサービスが電話一本で無料利用できるコンシェルジュサービス。
プラチナカード以上のハイステータスカードに付帯する特典であり、カードごとにサービスの質も異なることがわかりました。
コンシェルジュデスクの質はもちろん、年会費や旅行保険、ラウンジといった他の特典も併せてご自分にあった1枚をぜひ選んで下さいね。
以上、クレジットカードのコンシェルジュサービスをどこよりもわかりやすく徹底比較!…という話題でした!