dカードを解約をすると、解約に伴う不利益を被ることもまた事実です。きちんと解約後にあたってどのような手続きをしなければいけないのかも考慮した上で判断する必要があります。
本記事では、解約の方法と、解約するにあたって被る不利益、dカードを解約理由にはなにが多いのか、を解説していきます。
目次
dカード解約を決めたら
dカード解約の際の方法と注意点を紹介します。
解約連絡手段は電話のみ
WEBからの申し込みやドコモショップ等での解約申し込みはできませんので注意が必要です。
通話時間はおよそ10分前後になりますので、昼休みなど空き時間を利用して十分対処できる内容になっています。
iDのカード登録情報を削除する
iDにクレジットカードを紐付けている方は解約前に登録情報を削除しておく必要があります。
削除の電話をすると、即日でカードが利用できなくなってしまうため、iDも利用できなくなってしまいます。
支払いに困らないように、あらかじめ別のカードを用意しておくか、もしくは現金等を用意しておくと良いでしょう。
年会費の引き落とし月の手前で解約する
最後に気をつけておきたいポイントは、年会費の支払い月の前月までには解約を済ませておくということです。
わざわざ一年間分の年会費を払って解約というのではお金がもったいないので、細かい事かもしれませんがぜひ意識してみてください。
dカード解約のリスクと不利益
dカード解約でいくつか不利益を被ることもあります。現実的なリスクも考慮した上で判断をしていく必要があるでしょう。
以下では解約をする前にチェックをしておきたいポイントについてご紹介していきます。
dカードでの返済が残っていないか
まず気をつけたいポイントは返済が残っていないかということです。通常、解約時にまだ負債が残っている場合には一括での返済が求められます。
クレジットカードは手元にお金がない場合にも、分割払いやリボ払いなどを利用して細かく分けて返済をするということができる利点がありますが、それは一括で返済はできないからこそ利用する手段に他なりません。
そうなってくると、支払いの際に一括で支払う用意ができなかった金額を全部まとめて解約時に払えるとは考えにくいものです。
したがってカードの返済額が非常に大きいという方に関しては、きちんとした準備が必要になってきます。
解約にあたって物理的に最も障害となるのはこの理由ですので、やはり普段から計画的な利用が鍵になってくることがわかります。
dカードを発行してから半年以内は解約NG
次に意外と知られていないのですが、カードを発行してから半年以内に解約をするのは基本的にやめておいた方が良いです。
これはたとえ、カードの返済が全額終わってしまっていて、すでに次のカードに移りたいという方にとっても当てはまる部分になります。
理由としては、カードを発行するにあたって利用者は手数料を取られる事はありませんが、カード発行会社からすればカードを発行する費用がかかります。
そしてカード発行会社にとっての売り上げは利用者からもらう手数料になりますので、利用者が早々に解約をしてしまえば元手さえ取ることができません。
そのような利用者に対してカード発行会社側が好意を抱かないというのは考えてみれば当たり前です。
そのため既に返済が終わってしまっているというものに関しては、そっとそのまま置いておき半年以上経った段階で正式に解約をするのがオススメです。
dカードの関連カードも使えなくなる
dカードを解約して使えなくなるのは元のカードだけではありません。
そのカードを発行する際に同時に発行した家族カードやETCカードも同様に使えなくなってしまいます。
家族カードに関しては、当然それぞれのカードで持っているポイント数も異なりますので、もし解約をするとなればそれぞれに貯めたポイントを全カード分、利用しきらないと非常にもったいないです。
それを揃える手間もかかりますし、ETCカードについても同じく再度発行するのは非常に面倒です。
引き落としの再登録が必要
最後にご紹介をするのは引き落としカードの再登録が必要という点です。
こちらは日ごろの決済において、カードをよく利用している方に当てはまります。
1カ所や2箇所の再登録くらいであれば、ものの5分から10分時間をとればいいだけですが、それが10カ所以上ともなってくれば、非常に面倒な手続きになってきます。
また、場合によってはカードを使い分けたりしてどこの引き落としをどのカードでしているかごちゃごちゃになってしまっている例もよくあることなので、そうなると余計に手続きが大変です。
dカードの解約理由
どんな理由で解約に踏み切るに至ったのかその理由をご紹介していきます。これからdカードを解約しようと思っている方にとっては、ぜひ自似たようなものがあるのか探してみてください。
基本的なポイントは還元率、年会費、優待特典の3つになります。
おそらくあなたが解約をしようかと思った理由も、この3つの中のどれかに紐付くものかと思います。
似たようなカードも非常に多いクレジットカードですので、絶対的な数値というよりかは相対的に他に優れたカードがあるという理由で選ばれることになるかと思いますが、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント還元率
まず1つ目の理由にして、最大の要因はポイント還元率にあります。
通常どの店舗で利用してももらえる基本還元率と、加盟店等そのカード独自の高還元率がもらえる適用範囲が主な判断基準になります。
同じ利用金額に対して、もらえるポイント数が異なるのであれば利用金額が大きければ大きいだけ差が開くことになりますので、合計すればかなりの金額になります。
また、クレジットカードの賢い使い方としては、基本的によく利用する店舗で高い還元率を得られるカードを選ぶのが鉄則のため、自分自身が普段からよく使う店舗で最も高い還元率を得られるカードなのかどうかは精査する必要があります。
年会費
次に気になる点は年会費です。
カードによっては年会費が無料というものもありますが、dカードに関しては初年度は無料、次年度以降は年間で1,250円の年会費がかかります。
ただし年間に1円でも利用金額があれば、翌年の年会費は無料になるので、実質タダと言えます。なので、dカードに関しては年会費が理由の解約というのは考えられないかと思います。
優待特典
また3つ目の理由として優待特典も挙げられます。
カードによってはかなり高価な優待特典がつくものもあるため、気にされる方も非常に多いです。
dカードであれば、貯めたポイントを携帯の使用料に充てることができるなど、他のカードでは見られない特典も用意されています。
これらについては、正直個人の好みの問題になってきますので一概にこうだから良い悪いという判断はできなくなってくる部分になります。
dカードは楽天カードと比べるとどうなの?
dカードが他のクレジットカードと比べるとどのような立ち位置にいるのかについて、比較対象として楽天カードを用いながら紹介をしていきたいと思います。
還元率を比較
還元率はランクの高いカードであれば当然、高還元率のカードはいくらでもあるのですが、dカードの実質無料のクレジットカードとして通常還元率が1%はかなり優秀な部類と言えます。また、加盟店などで利用すればさらにポイント上がりますし、その中でもローソンでの利用に至っては還元率5%と破格の割合になっています。
楽天カードの場合は基本還元率が1%で、楽天市場での買い物をした際にカードを利用し、かつアプリを利用すると4%を達成する事が出来るなど、高還元率を達成する手段はあります。
年会費を比較
年会費に関しては、楽天カードに関しても年会費は無料ですので解約の理由にはならないかと思います。
dカードについて、年間に1円でも利用があれば翌年の年会費無料となります。
優待特典を比較
dカードの優待特典には、携帯料金の支払いにポイントを当てることができるというような特典はありますが、何かその他で、特筆すべきような大きな特典というものはそう多くはありません。
楽天カードは楽天市場で買い物をした際に利用するとポイントが3倍もらえたり、楽天カード感謝デーにて利用するとポイントが3倍になったりと楽天ユーザーにとってはかかせないポイントが目白押しです。
dカード 解約まとめ
今後も、dカードを使用し続けるのか、もしくは解約して別のカードにするのか、ある程度判断基準が見えてきたのではないかと思います。
今回は解約についての記事を書いてきましたが、そもそもカードを発行する段階で自分のライフスタイルなどを考えた上でカードを発行した方が余分な手続きもすることなくスムーズに利用することが可能です。
他のカードに比べても見劣りする部分がそれほどなく、年会費が無料のクレジットカードにしてはポイント還元率もかなり良いという事はご理解いただけたかと思います。
基本的なパフォーマンスが高いカードになりますので、あとはあなたがどのように普段カードを利用しているかライフスタイルによって良し悪しが変わってきます。
dカードのにはあなたの知らないメリットがまだまだあるかもしれません。最後にもう一度だけ確認してみてはいかがでしょうか。

以上、dカード解約方法と注意点をまとめました。解約前の方必見です。…という話題でした!