結婚をして生計を同一にすると、一人暮らしや実家暮らしのときとはお金に対する考え方が変わりますよね。
老後のための貯蓄や子供の教育資金のために節約に勤しんでいる方も多くいらっしゃると思います。安く買うだけではなく、ポイントを効率的に貯めたりすることも節約の一種となるので、クレジットカードは現金よりもお得で節約に向いているものではないでしょうか?
しかし、専業主婦やパート勤めの方はクレジットカードを作りにくい場合もあります。そのような方におすすめなのが「家族カード」です。
目次
家族カードとは
家族カードというのは、クレジットカードの契約者(以後、親会員とします)の家族が使用できるカードのことです。
家族カードの3つのメリット
- 年会費が無料、もしくは普通に所有するよりも安い→年会費がお得
- 契約者がまとめて支払うので、ポイントは契約者にまとめて付与される→ポイント取得の効率が良い
- 契約者と同一の優待やサービスを受けられる(受けられない優待も一部あります)
- 通常の申し込みでは手に入れることができないようなランクのものを手に入れることができることができる
プラチナカードなどの高ランクなものであれば、年会費も数万円かかることがあります。普通に2枚所有すると年会費が2倍になるところですが、家族カードであれば、1枚分で済むこともあるので、かなり節約になります。
家族カードの審査は通りやすいといわれるのはなぜか?
クレジットカードの審査
クレジットカードを手に入れるときに、審査はどうしても避けることのできないものです。
個人信用情報機関の情報や申し込んだカード会社の過去の利用状況、年収などさまざまな情報から行われます。
支払い能力は特に重要で、申込資格に「安定した収入」と記載されていることもあります。なので、パート・アルバイト・専業主婦などの収入が少ない、もしくは収入がない方は通りにくいです。特にゴールドカードやプラチナカードなど高ランクなものになればなるほど、通りにくくなります。

親会員の信用性で発行するクレジットカードだから
例えば、三井住友カードのホームページには「親会員が審査に通っていれば家族カードは基本的に無審査である」と記載されています。家族カードはこのように説明がされるくらい作りやすいものとなっています。
家族カードだと通常のものに比べてなぜ審査が通りやすいのでしょうか。その理由は、親会員に対して審査を行い発行されるからです。
実際に家族カードを使用する人をメインで審査するわけではなく、あくまで、親会員のクレジットカードのサブカードという扱いになるのです。そのため、契約者は親会員であり、家族カードの利用金額も親会員に一括で請求されます。
家族カードの審査に落ちるとしたらその理由は
残念なことに落ちることはごく稀にあります。
一般的に考えられるのは次の2つです。
- 親会員が支払遅延をしていて、クレジットヒストリーが汚れている
- 家族カード利用者が、過去に同じクレジットカード会社(系列会社)で支払い遅延などを起こしている
この2つについて詳しく解説していきます。
支払い遅延などでクレヒスが汚れてしまっている。
親会員が支払い遅延などクレジットヒストリーが汚れるようなことをすると、家族カードを作れないことがあります。支払い用の銀行口座に入金忘れなどで引き落としができないということは誰しもが起こりえます。ただ、繰り返し支払い遅延が発生したり、長期間支払いが遅れると審査に悪影響が生じます。
一般的には「3ヶ月以上の支払い遅延」「1~2ヶ月の支払い遅延を繰り返している」などの信頼に欠けることをしてしまうと、事故情報として記録されてしまいます。
特に気をつけたいのが携帯電話の端末代金を分割払いしている方です。これも3ヶ月以上滞納すると、事故情報として記録されます。
新規のクレジットカードの申込みや住宅ローンやマイカーローンなどさまざまなものに影響が出ます。普段からきちんと支払いを行い、クレジットヒストリーが汚れないようにしましょう。
家族会員となる人物が過去に支払い遅延した会社に申し込んでしまった
親会員が支払い遅延などの問題を起こしておらず、クレジットヒストリーがきれいな状態でも落ちることがあります。
そのようなときは、家族カード利用予定者に問題がある場合が多いです。先述のように、基本的に親会員メインに審査が行われますが、家族カード利用予定者にも行われる場合があります。
そのため、同じカード会社に期間を空けて再申込するのは難しいです。
家族カードの審査を確実に通すためのポイント
以下の2つの点をまず問題がないか確認をしてください。
家族カードの申し込み条件をきちんと確認する
きちんとカード会社のホームページやパンフレットを確認して、申込み条件を確認しましょう。
申込み条件を満たしていないのに申し込んでも、作ることはできません。
家族なら誰でもいいというわけではありません。基本的には「生計を共にする配偶者、満18歳以上の子供、両親」です。この条件の場合、兄弟の方は申し込むことはできません。
例えば、アメックスのプロパーカードは兄弟の方でも申し込みことができるなど、カード会社によって、家族会員の対象範囲が異なることがポイントです。
子供は原則「高校生を18歳以上」が条件ですが、例外があります。15歳以上の高校生でも海外留学を行う場合には作ることができます。
本人及び家族会員のクレヒスを事前確認
クレジットヒストリーを個人信用情報機関に開示申請を行い、確認しましょう。
開示した結果、きれいな状態で問題がなければ、自信を持って申し込みをしてください。何か問題が合った場合には、他の家族カードも視野に入れて検討しましょう。
まとめ
問題なければ、すんなり作れる家族カード。そういわれている分、審査落ちすると通常より悲しい思いをしてしまいます。
家族カードは審査が通りやすいですが、クレジットヒストリーに問題がなければという前提があります。
審査落ちを避けたい方は、申込み条件の確認や、クレジットヒストリーの情報を確認し、勝算があるかを判断したほうが良いでしょう。
家族カードの申込み履歴も個人信用情報機関に6ヶ月記録されます。そのため、別のカードの申込みも6ヶ月以上期間を開けましょう。
利用できるものは利用して、お得で堅実な生活を歩んでいきましょう。
以上、家族カードの審査は通りやすい!落ちる理由はこんなケースが…という話題でした!