日本人のクレジットカード保有率は世界と比べてどうなのか?調べてみた

日本人のクレジットカード保有率は世界と比べてどうなの?

最近では日本でも「キャッシュレス化」が進みクレジットカードを持っている人が多くなっています。

PayPayを始めとするスマホ決済アプリはもちろん、iPhoneを持っている人はApple Payというサービスでクレジットカードと連携しスマホを店舗のリーダーにタッチするだけで簡単に決済を済ますことができ、支払いが簡単になり便利です。

今の日本のクレジットカードのシェア率は世界的に見てどうなのでしょうか?この記事では日本人のクレジットカードの保有率をテーマに紹介していきます。

日本人と外国人のクレジットカード保有率の比較

日本人のクレジットカード所有率は世界的に見て多いのですが、実際にクレジットカードを使用している人は多くありません。そのため、日本はキャッシュレス化が遅れています。

日本人のクレジットカード保有率は85%

日本人のクレジットカード保有率は85%

日本は移民も少なく、他の国と比べてもクレジットカードを作成しやすい国と言われています。最近では年会費無料のクレジットカードも発行されており、18歳以上の学生以上であれば、誰でも作りやすい環境です。

JCBが2017年に行ったクレジットカードの調査では、日本人のクレジットカードとカードの保有数は85%であり、世界的に見てもとても保有率は高いです。

日本でクレジットカードを作る人の多くは、カード会社と提携している会社のサービスを利用できるから、といった理由で簡単に発行する人が多いようです。また、ある程度の年収がある人であれば、比較的簡単に作成できます。

MEMO
日本人のクレジットカード保有率85%という数字は、日本のクレジットカードの作りやすさからきているのです。

しかし、カードの発行が簡単なのは一般カードのようなランクの低いカードに限っての話です。ステータス性の高いハイランクなクレジットカードの場合は、審査に落ちてカードを発行できない可能性もあります。

一人当たりの保有率は日本人が圧倒的に多い

JCBが2017年に行ったクレジットカードの調査によると日本人のクレジットカードの平均保有枚数は3枚と世界的に見てもとても高い数字です。

VISAやMasterCard、アメリカンエキスプレス、ダイナースの発祥の国であり、なおかつ、クレジットカードの発祥の国のアメリカでさえ、クレジットカード所有枚数の平均は2.5枚と日本より保有枚数が少ないのです。

以上のことから、世界的に見ると、日本人の1人あたりの保有枚数が圧倒的に多いことがわかります。

日本はクレジットカードの利用率が低い

日本はクレジットカードの利用率が低い

日本の一人あたりの保有率は圧倒的に多いのですが、そのカードの利用率は高くありません。

経済産業省のキャッシュレスに関するレポートによると、2015年の日本のクレジットカード決済率は約15%となっています。

MEMO
日本のキャッシュレス決済比率は18.4%ですがクレジットカード大国のアメリカの45%、中国は60%、韓国はなんと90%と他の先進国と比べて大きな差があります。

世界的に見てもカードを持っているにも関わらず利用率が低いのが日本の現状です。

参考:キャッシュレス・ビジョン|経済産業省

クレジットカードの利用が少ないその理由

先ほどの経済産業省のレポートでも記されている通り日本のクレジットカードの利用が少ない理由が2つあります。

1つは日本人は現金主義な人が多いと言うこと、2つ目はカード決済への理解がまだまだ進んでいないと言う点があります。

これらについて詳しく紹介します。

日本人は現金主義な人が多い

日本人は現金主義な人が多い

注意
日本のダイヤモンド・オンラインによると、世界がキャッシュレスに進んでいくにも関わらず、日本の政府はいかにキャッスレス化を止めることができるかを考えているようです。

多くのコンビニにATMが置かれ、引き出しも無料の金融銀行がたくさんあることからも、そのことがよくわかります。

日本は世界的にみて治安がトップクラスによく安全な国です。海外旅行で日本人がスリやぼったくりのターゲットになりやすいのは、他の国にいっても警戒心が薄いのが原因です。

日本ではひったくりや盗まれるというリスクが低いため、わざわざクレジットカード払いにする必要がなく、安心して現金を持ち歩けるため、現金の方が便利、カード払いにするメリットがないと現金主義な考えが主流なのです。

MEMO
一方、中国では最近すごいスピードでキャッシュレス化が進んでいます。その理由の1つとして、一度偽札が大量に出回ったのがきっかけで現金に対しての信用がなくなり、一気にキャッシュレス化したというデータがあります。

参照:キャッシュレス時代に日本人が「現金主義」から抜け出せない真因 | 今週もナナメに考えた 鈴木貴博 | ダイヤモンド・オンライン

カード決済への理解がまだまだ進んでいない

日本は世界のキャッシュレスの波に逆らって、現金が便利な国となっています。その結果、日本人のなかでカード決済=めんどくさいものという認識が広まっており、カード決済への理解がまだまだ進んでいないのが事実です。

日本にはICOCAやSuica、Pitapaなどの交通系IC、nanaco、WAONなどの電子マネーがたくさんあります。その多くが、お得に使えるサービスなどがついたクレジットカードと連携しています。

しかし、電子マネーは種類がたくさんあるうえ、互換性がありません。そのため、利用者が店舗によって電子マネーを使い分けなければいけないというデメリットがあります。

電子マネーと提携しているクレジットカードもキャッシュレス決済と一括りにされ、クレジットカードは面倒なのでで使いたくないと思う人が多いようです。

日本のクレジットカード保有率が世界に比べて多い理由

日本のクレジットカード保有率が世界に比べて多い理由

日本人がカードを使う理由の1つがマイルやポイントの還元です。実に49.7%がマイルやポイント還元のためにクレジットカードを使用しています。

カード利用するシチュエーションが多いのは、インターネット通販とスマホ料金の支払いが多く、固定費に使っているだけの人も多いようです。

また、海外ではクレジットカードを持っている=カード会社の審査を通過しある程度の経済的な信頼があると判断されるため、クレジットカードを身分証明のように利用する場合があります。海外旅行の際、身分証明書がわりとして、カードを使用しなくても、発行する人もいるかもしれません。

このようなことが原因で、利用率の低さの割にカードの保有率が高いという結果になっています。

参考:JCB、「クレジットカードに関する総合調査」2017年度の調査結果を発表|JCBのプレスリリース

まとめ

この記事では、日本のクレジットカードの保有率、利用状況について詳しく紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

MEMO
日本は世界的に見てもクレジットカードを発行しやすい国であり、カードを保有率が高いです。しかし日本は現金が便利な国なのであまりカードを使う必要がなく、カード決済の理解も遅れているので利用率が低くなっています。

記事を読む人の中には、この記事で触れたように、面倒だという理由で、クレジットカードを所有していない、使っていない人も多いかもしれません。

しかし、クレジットカードが発行しやすく、ポイント還元などのサービスが充実しているのは日本ならではの特徴です。また、海外での身分証明にもなります。

まだカードを持っていない人は、スマホ料金の支払い用などに、1枚だけでもカードを作ってみてはいかがでしょうか?