今や財布に入っていて当たり前のクレジットカード。
特に最近では、ポイント還元事業の影響もあり、少額でもクレジット決済で……という方も多いのではないでしょうか?同様に、カードを複数枚所有して、使い分けている人も珍しくありません。
しかし、中には「クレジットカードは1枚!」という主義の方もいらっしゃいます。また、クレジットカードを決めた1枚だけ使用するメリットはあるのでしょうか?
今回はそんな素朴な疑問についてまとめてみました。是非参考にしてください。
日本人の平均所有枚数は2.7枚
日本クレジット協会が2018年に統計を取ったところ、国内でのクレジットカードの平均所有枚数は2.7枚とのことです。ただ、これはあくまでも「所有」枚数ですので実際には持っていても使うのは1枚だけというパターンもあるかも知れません。
ちなみにJCBが同年に行った調査によると平均所有枚数は3.2枚という結果でした。
調査対象や方法によって若干の差が出ているようですが、平均枚数は2枚~3枚ということで間違いないようです。
1枚だけ使い続けることの利点
続いて、気になるクレジットカードを1枚だけ使い続けるメリットをご紹介します。
- ポイントが1枚に集約されるので貯まりやすい
- 明細の管理がしやすい
- 財布・カードの紛失でも対処しやすい
- カードのランクアップやインビテーション(招待状)を受け取りやすくなる
- (年会費がかかるカードの場合は)年会費を抑えられる
- 暗証番号を1枚だけ覚えておけばよい
- 住所変更や結婚などで名前が変わった場合の対応がラク
ざっと上記のようなメリットが挙げられます。
特に4のカードのランクアップは、幾ら使用したかを基準に、ゴールドカードやプラチナカードの招待を受けれますので、一点集中で使用したいですね。
プレミアムなカードを夢見て1枚だけのカードを使い続けるのもいいかもしれません!

気を付けないといけない欠点は?
続いて、1枚のカードを使用することで、気を付けなければいけない点です。
- 国際ブランドによって使用できない店舗がある
- 設定されている限度額をオーバーしての買い物ができない
- カードを紛失、折れてしまった場合などの不慮の事故のとき代替がない
以上のデメリットが考えられます。
特に1の国際ブランドによって、いざ使用しようとしてもNGだった場合は、大変困りますね。安全策としては、全国的にシェア率の高いVISAかMaster Cardを持つことです。いずれにしても、所有カードが使用できないとなっては、現金に頼らざるを得ません。メインで使用するカードは1枚にしても、国際ブランドを変えて予備カードとして、所持していた方が良いかも知れませんね。