クレジットカードの7大国際ブランドを徹底比較!メリット・デメリットまとめ

VISAカードロゴ入り看板

現在のクレジットカードには

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • AMERICAN EXPRESS
  • ダイナースクラブ
  • 銀聯
  • DISCOVER

という7大国際ブランドが存在します。

国際ブランドによって特徴・メリット・デメリットが異なり、あなたが使う地域やお店によっても国際ブランドの違いは効いてきますので、クレジットカードを選ぶ際には国際ブランドを基準にして選ぶというのも一つの手になると思います。

本記事では、7大国際ブランドの特徴・メリット・デメリットを簡潔に紹介することで、クレジットカード選びの際の判断材料としていただきたいと思います。

クレジットカード7大ブランドとは

クレジットカードには「国際ブランド」というものがあり、かつては

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • AMERICAN EXPRESS
  • ダイナースクラブ

を5大国際ブランドと呼んでいました。

しかし、現在では経済成長や提携により、5大国際ブランドに「銀聯」「DISCOVER」も加えた7大国際ブランドと呼ばれるのが一般的です。

国際ブランドが搭載されているクレジットカードは、日本国内のみならず海外でも利用できます。

ただし、国際ブランドによって利用できる国・地域、利用可能な方法(ショッピング・キャッシングなど)、サービス・特典など特徴が大きく異なり、特徴の違いがメリット・デメリットにつながる場合もあるのです。

Mastercard(マスターカード)

ヨーロッパで人気の国際ブランド

Mastefcardはアメリカ発祥の企業ですが、ライバルであるVISAがアメリカでの認知度が高い一方で、Mastercardはヨーロッパに強い傾向があります。

また、自社でクレジットカードの発行は行なっておらず決済システムのみを提供して、実際にカードを発行するのはMastercardよりライセンス提供を受けた各国のクレジットカード発行会社です。

Mastercard(マスターカード)のメリット

ライセンス提供のハードルもさほど高くないことから、Mastercardの決済高シェアは世界第2位の約26%(The Nilson Report 2015より)となっています。

また、Mastercardでは日本オリジナルのサービス「PRICELESS JAPAN」を展開しており、日本国内のMastercard会員に対する優待・特典が充実しているのも見逃せません。

海外の銀行ATMから現地通貨をキャッシングしたい場合、「Cirrus」「Mastercard」のいずれかのロゴが貼ってあるATMであれば、Mastercardを使って現地通貨のキャッシングができます。

Mastercard(マスターカード)のデメリット

一方で、ライセンス提供のハードルが高くない点が、カード自体のステータスを低くしているデメリットもあり、AMERICAN EXPRESSやダイナースと比べるとステータスの低さは否めません。

どうしてもステータスが低くなりがちなアコムやSMBCモビットなどの大手消費者金融と、Mastercardは提携してクレジットカードを発行している一方、VISAは消費者金融との提携を認めていない点も、VISAよりもMastercardの方がステータスを低く見られる原因でしょう。

VISA(ビザ)

世界シェアナンバーワンの国際ブランド

VISAはバンク・オブ・アメリカが設立したアメリカ発祥の企業で、アメリカに強固なネットワークを築いています。Mastercardと同様に、VISAは自社でクレジットカードの発行を行なっておりません。

VISAは決済システムやライセンスの提供のみを行なっており、実際にカードを発行するのはVISAからライセンスを提供された各国のクレジットカード会社です。

VISA(ビザ)のメリット

VISA最大のメリットは、世界のあらゆるところで通用する点でしょう。

VISAの決済高シェアは世界第1位の約56%(The Nilson Report 2015より)となっており、決済金額の半分以上がVISAのカードを使って行われた計算です。

また、Mastercardとは異なりVISAではデビットカードへのライセンス提供も行われています。

デビットカードは金融機関が発行し口座と紐づけになっているカードで、利用すると即引き落としがなされるため、借金への抵抗感がある人にも受け入れられているカードです。

さらに、海外の銀行ATMで現地通貨を引き出したい場合も、「PLUS」「VISA」のいずれかのロゴがあれば、VISAカードを使ってキャッシングできます。

VISA(ビザ)のデメリット

一見デメリットがなさそうなVISAですが、スマホ決済サービス「Apple Pay」への対応では他社ほど進んではいません。

  • SuicaチャージがSuicaアプリからしかできない
  • アプリ内・ネット上でのApple Pay利用ができない

などのデメリットがあり、若干使い勝手が悪くなります。

JCB(ジェーシービー)

唯一の日本発祥ブランド

JCBは日本発祥の国際ブランドです。日本で使うクレジットカードであればJCBを選んでおけば全く問題はありません!今回紹介する中で、アメリカ発祥の国際ブランドでないのは他に「銀聯」しかありません。

JCB(ジェーシービー)のメリット

特にJCBは、日本人ならば持っておきたいカードです。

日本国内において、VISAとMastercardの加盟店を合わせても約600万店なのに対して、JCBの国内加盟店は約900万店に及び、国内においてJCBは最も使えるカードとなります。

また、VISAやMastercardにはない、以下のようなJCB独自の優待・特典も魅力的です。

  • 海外の主要都市にラウンジを設置
  • 現地で使えるガイドブックをダウンロード可能
  • 提携ショップでJCBを使うと割引・プレゼントを受けられる

さらに、ディズニー好きならば持っておきたいディズニーデザインのクレジットカードも、JCBブランドでしか発行していません。

そして、VISAとMastercardが自社でカード発行をしていない一方、JCBはライセンス提供と並行して自社でのカード発行(プロパーカード)の発行も行なっています。

プロパーカードは提携カードよりもステータスが高いのがメリットです。

JCB(ジェーシービー)のデメリット

一方で、海外におけるJCBのシェアはさほど高くありません。

JCBの決済高シェアは世界第5位の約1%(The Nilson Report 2015より)となっており、日本人観光客が行かないような場所では利用できない可能性があります。

AMERICAN EXPRESS(アメリカン・エキスプレス)

高級なイメージのある国際ブランド

AMERICAN EXPRESSはアメリカの企業で、1850年に設立されました。

元々は貨物を運ぶ運送業者でしたが、19世紀末にはトラベラーズチェックをはじめとする金融業へ進出、その流れで20世紀半ばにクレジットカード事業に参入した経緯から、世界中にネットワークを張り巡らせています。

AMERICAN EXPRESS(アメリカン・エキスプレス)のメリット

AMERICAN EXPRESSはJCBと同様、提携カードとプロパーカードを並行して発行しており、特にプロパーカードのステータスが非常に高いです。

AMERICAN EXPRESSのカードを出すと、スタッフの態度が明らかに変わるなどの逸話もあります。

またAMERICAN EXPRESSは、旅行やエンターテインメントに強い傾向があります。

普通ならばとれないようなチケットも、AMERICAN EXPRESSのコールセンターを経由すれば入手可能という話もあるほどです。

一方、提携カードは楽天カード・セゾンカード・MUFGカードなど、業種(銀行系・流通系など)やグレードも様々なカード会社と提携しており、選択肢は多いといえるでしょう。

AMERICAN EXPRESS(アメリカン・エキスプレス)のデメリット

一方で、JCBと同様にシェアは決して高くありません。

AMERICAN EXPRESSの決済高シェアは世界第4位の約3%(The Nilson Report 2015より)となっており、あまり庶民的なお店ではAMERICAN EXPRESSを取り扱っていない場合もあります。

また、AMERICAN EXPRESSのカードで現地銀行ATMから現地通貨をキャッシングしようとしてもできないので、海外旅行に行く際には注意が必要です。

ダイナースクラブ

「食事をツケで食べられるクラブ」が由来

ダイナースクラブは20世紀半ば、アメリカで設立された企業です。

設立のエピソードは少々ユニークで、食事後にお金が無いことに気づいた創業者が、妻にお金を持ってきてもらうまでの気まずさを反省材料として、ツケで食事ができるクラブを友人と作ったのが始まりとされています。

ちなみに、クラブの名前は、「食事をする人」(ダイナース)を文字って、「ダイナースクラブ」と名づけられました。

AMERICAN EXPRESSのプロパーカードと同様に、ダイナースクラブのプロパーカードも利用額に一律の制限を設けておらず、事前に入金があればその分だけダイナースのカードを利用できます。

ダイナースクラブのメリット

ことステータスに関しては、ダイナースクラブはAMERICAN EXPRESSを上回っているといえるでしょう。

AMERICAN EXPRESSが庶民的な企業とも提携をしているのに対して、ダイナースクラブが提携先として選んでいるのは一流企業しかありません。

また「ダイナース」の名の通り、ダイナースは以下のようにグルメに強いカードです。

  • 予約困難な飲食店も予約可能な「ごひいき予約」
  • 1名分のコース料理が無料になる「エグゼクティブダイニング」
  • 一見さんお断りの高級料亭もダイナースが代わって予約

ダイナースクラブのデメリット

ダイナースクラブの利用可能店舗は決して多くありません。

ダイナースクラブの決済高シェアは世界第6位の約1%(DISCOVERとの合算、The Nilson Report 2015より)ですが、JCBと加盟店の相互開放を行なっているので、JCB加盟店ならば利用できる可能性もあります。

また、ダイナースクラブはネットショッピングでも若干不便です。

ネットショッピングの際にはカード番号を入力しますが、他のカードが16桁なのに対してダイナースクラブは14桁なので、頭に「00」を追加する必要があります。

銀聯カード

成長著しい中国発の国際ブランド

銀聯は中国発の国際ブランドです。

2002年に設立された中国銀聯という金融企業が運営している決済システムを「銀聯」(UnionPay)と呼びます。

銀聯カードとして中国国内で発行されているものの多くが、デビットカードです。

銀聯カードのメリット

中国への渡航をする人ならば、銀聯は必須といえます。

世界的には通用度が高いVISAとMastercardも、こと中国国内では利用できない店舗も少なくありません。

しかし、銀聯であればカードを取り扱っているほとんどの店舗で利用可能です。

中国経済の発展や中国人海外旅行客の増加に伴い、中国国外でも銀聯加盟店が増えており、銀聯の決済高シェアは今や世界第3位の約13%(The Nilson Report 2015より)となっています。

日本国内では、銀聯利用者に対して割引やプレゼントなどの優待を実施している加盟店もあり、お得です。

70億枚発行された銀聯カード(ぎんれん)とは?日本での作り方や使える店をご紹介します!

銀聯カードのデメリット

ただし、日本国内で銀聯カードを手に入れようとしても、選択肢はさほど多くありません。

クレジットカードは三井住友カードと三菱UFJニコスのみで、しかもメインとなるカード(銀聯ではない)を別に契約した上で、追加カードとして持つことが可能です。

プリペイドカードはクレディセゾンしか発行していません。

また、銀聯カードを利用の際は、事前に登録した4桁の暗証番号の前に「00」を加えた6桁を入力しなければならず、注意が必要です。

DISCOVER(ディスカバー)

JCB・銀聯との提携による加盟店増で国際ブランドの仲間入り

DISCOVERは百貨店運営企業によって1985年に設立され、7大国際ブランドの中では最後発です。

現在は世界的な金融グループ「モルガン・スタンレー」の傘下にあります。

DISCOVER(ディスカバー)のメリット

DISCOVERは北アメリカを中心に中央アメリカ・大洋州・東南アジアなどに加盟店を持っていますが、JCBや銀聯とは加盟店の相互開放を行なっているため、JCB加盟店・銀聯加盟店でもDISCOVERカードが利用できる可能性があります。

特にアメリカ人がDISCOVERを多く持っているため、アメリカ人の集客を重視している店舗ではDISCOVERが利用可能な店舗が多いです。

「DISCOVER」もしくは「PULSE」のロゴがある銀行ATMであれば、DISCOVERカードを使ってのキャッシングもできます。

DISCOVER(ディスカバー)のデメリット

7大国際ブランドの中でDISCOVERのみが日本国内で発行することができません。

銀聯カードも、少ないながら日本国内での発行が可能ですが、DISCOVERは現地で申し込んで現地で審査を受ける必要がありますので、日本人にとっては持つハードルがかなり高いです。

どうにかしてDISCOVERを持ったとしても、DISCOVERの決済高シェアは世界第6位の約1%(ダイナースとの合算、The Nilson Report 2015より)しかありません。

VISAやMastercardを持った方がはるかに使えるのです。

ただし、JCBや銀聯と加盟店の相互開放を行なっているので、中国国内やJCB加盟店であれば使える可能性があります。

まとめ

この記事では、7大国際ブランドの特徴・メリット・デメリットなどを紹介してきました。

これらを踏まえたそれぞれの国際ブランドがおすすめの人は、以下の通りです。

  • VISA…カードの選択肢が欲しい、使えること重視、アメリカで使う
  • Mastercard…カードの選択肢が欲しい、使えること重視、ヨーロッパで使う
  • JCB…日本国内で多く使う、日本人ならではの優待重視
  • AMERICAN EXPRESS…ステータス重視、旅行やエンターテインメントを楽しむ
  • ダイナースクラブ…ステータス重視、グルメを楽しむ
  • 銀聯…中国に行く

クレジットカードは複数持てますので、各国際ブランドの弱点を他の国際ブランドで補うなどして、快適なカードライフを送ってください。

以上、クレジットカードの7大ブランドを徹底比較!メリット・デメリットまとめ…という話題でした!