50歳以上の方が対象の「大人の休日倶楽部」は「大人の休日倶楽部カード」(クレジットカード)を発行することで入会が可能です。
年齢によって「大人の休日倶楽部 ミドル」と「大人の休日倶楽部 ジパング」の2つに分かれており、JRきっぷを購入する際の割引率も変わってきます。
どちらカードでも、お得な特典はついているので、新幹線や在来線を使った旅行好きの50歳以上の方にはオススメな会員制度です。ただし「大人の休日倶楽部」で購入した割引きっぷは、会員本人だけしか利用できないようになっています。
この割引きっぷを他人が使った場合、職員の人にばれるのか?ばれた後の対応はどうなるのか?という点について、今回はご紹介したいと思います。
大人の休日倶楽部のお得な割引
「大人の休日倶楽部」で購入できる割引きっぷの種類についてみていきましょう。
大人の休日倶楽部パス
年に3回利用ができる「大人の休日倶楽部パス」があります。
今年度の1回目は終了したので、あと2回は
- 2019年 11月 28日(木)〜 12月 10日(火)
- 2020年 01月 16日(木)〜 01月 28日(火)
に利用できます。期間内で連続した日程で「大人の休日倶楽部パス」を使うことで次のような非常にお得な料金で切符を購入することができます。
4日間 | JR東日本全線乗り放題 | 15,270円 |
5日間 | JR東日本、JR北海道全線が乗り放題 | 26,620円 |
5日間 | JR北海道全線が乗り放題 | 17,400円 |
どのパスも6回まで指定席を利用することができるので、座って列車に乗れるという安心感も嬉しいです。時間に余裕があり、列車での長旅が好きな人にはピッタリの「大人の休日倶楽部パス」になっています。
大人の休日倶楽部 割引きっぷ
「大人の休日倶楽部」会員の場合、JR東日本線・JR北海道線の片道・往復・連続で201キロ以上の利用の支払いを「大人の休日倶楽部カード」にすると、お得にきっぷを購入できるサービスがあります。
会員の種類に応じて割引率は次のようになっています。
会員の種類 | 割引率 |
大人の休日倶楽部 ミドル | 5% |
大人の休日倶楽部 ジパング | 30% |
GW・お盆・年末年始の時期には利用不可となっていますが、割引される回数の制限はないので、繁忙期を避けて旅行に行く人には、嬉しい割引サービスです。
他人が利用してばれる理由
「大人の休日倶楽部」の割引サービスで購入したきっぷを、自分以外の人に譲った場合でも利用できるのでしょうか?
答えは「ノー」です。
例えば、あなたが旅行に利用する予定で「大人の休日倶楽部」で割引きっぷを購入して、旅行当日に、急用が入ったりして行けなくなった場合。家族や友人に、きっぷを譲ってはいけません。
購入した「割引きっぷ」は、どのような理由でも、会員本人のみしか利用できないとされているためです。万一、割引きっぷを「大人の休日倶楽部」会員以外の他人が利用すると、ばれます。
理由は「大人の休日倶楽部」割引で買ったきっぷを利用する時は、「大人の休日倶楽部カード」ミドル・ジパングどちらかを必ず持参するように決めらているからです。
そのため「大人の休日倶楽部」会員以外の人が、割引きっぷを利用していたら、ばれるということになります。
ただし、割引きっぷを購入する時に限っては「大人の休日倶楽部会員証(代理購入証明書)」を持参すれば、会員以外の人が購入することはできます。
利用がばれたらどうなるのか?
「大人の休日倶楽部」割引のきっぷを会員以外の人が利用して、ばれたらどうなるのでしょうか?
その場合は、割引きっぷを譲った「大人の休日倶楽部」会員の資格が無くなります。その上で、実際に乗車した区間の割引を適用しない運賃・料金のほかに、増運賃・料金を支払わなければいけなくなります。
「大人の休日倶楽部」会員に限らず、どの会員でも特典が受けられるのは、本人のみとなるので、やはり割引で買ったきっぷは本人しか使うことができません。
軽い気持ちであっても、他人に譲ったり、売ったりはしないようにしましょう。購入した割引きっぷは、未使用だと手数料はかかりますが払い戻しができるので、実際に行けなくなった場合には、払い戻しを受けるようにするのが得策です。
まとめ
「大人の休日倶楽部」のお得な割引を活用しようときっぷを購入した後に、急な用事で行けないことも稀にあると思います。
そんな時は軽い気持ちで他人に譲らずに、必ず払い戻しをするようにしましょう。
万一、利用していることがばれてしまった場合、会員の資格が無くなり、今後割引サービスを受けられなくなってしまいます。
「大人の休日倶楽部」は期間と都合が合えば、割引サービスが受けられます。お得で快適な列車の旅を満喫してください。
