ラグジュアリーカードは金属でできている点や、コンシェルジュサービス、またかなり充実している各種優待サービスなどがあり、保有しているだけで様々なメリットのあるカードです。
しかしその一方で年会費が高額に設定されており、最上位のゴールドカードでは年会費が20万円にもなります。
各種サービスを頻繁に使う方の場合は特に気にならないかもしれませんが、ほとんど利用しないような方からするとかなりの負担になってしまうということで解約をしてしまうという方が多いのも事実です。
そこで今回はラグジュアリーカードを解約する際の解約手続きをはじめ、解約するにあたって注意しなければならない点などについて詳細にご紹介していきます。
ラグジュアリーカードについての情報をまとめて確認したい方はこちらの記事をご覧ください。

目次
ラグジュアリーカードを解約したい
実際にラグジュアリーカードのホームページなどには解約に関することはほとんど掲載されておらず、どうしていいか分からないという声もきかれます。
ただし本当のところは、解約の手続きは非常に簡単で、だれでもすぐに行うことが可能です。
ここではラグジュアリーカードの解約に際して行う必要のある解約方法、また解約に伴う解約金の有無や、実際にラグジュアリーカードを解約するまでにかかる期間についてご紹介いたします。
ラグジュアリーカードの解約方法
どのようなサービスにおいても、解約手続きというのは一般的には面倒で時間のかかるものが多いものです。ラグジュアリーカードについても同じように手続きが面倒で解約が先延ばしになっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、実際はそんなことはなく、ラグジュアリーカードの解約手続きは非常に簡単です。
具体的な手続きは、ラグジュアリーカードのコンタクトセンターへ電話し、解約の旨を伝えるだけです。その後の解約手続きはすべてコンタクトセンターが行ってくれます。
そのため解約手続きの所要時間もわずか数分で終わってしまいます。また解約に際して引き留められるなどということもありませんので、煩わしさもありません。
ラグジュアリーカードの解約金
そのため、ラグジュアリーカードの解約をする際は電話一本入れればそのまま簡単に解約まで進めることが可能となります。
ただし、気を付けなければならないのは、解約金は無料ですが、解約時に支払いを継続している分割払いやリボ払いなどの支払い残金は当然発生します。
また、解約するタイミングによっては次年度の年会費が発生してしまうというケースもありますので、解約金という点では無料ですが、解約時にはそのほかに発生するお金についても気にしておく必要があります。
ラグジュアリーカード解約までにかかる期間
ラグジュアリーカードの解約については、コンタクトセンターへの電話連絡で簡単に解約することができます。電話にて解約申し出を行ってから実際に解約されるまでの期間は、早ければ即日、遅くても次の営業日には解約手続きが完了します。従って、基本的には解約したいと思ったときにはすぐに解約することが可能です。
ただし、解約の連絡は電話で連絡するという特性上、コンタクトセンターの営業時間しか解約申し出をすることができません。
ラグジュアリーカードを解約する上での注意点
ここまででラグジュアリーカードの解約方法は理解できたと思いますので、さっそく解約したいところではありますが、解約時には注意すべき点もいくつかあります。
解約のタイミングによっては損をしてしまったり、取り返しのつかないことになってしまうということも起こりえますので、ここでは解約時に注意すべき点についていくつかご紹介いたします。注意点をキチンと理解し、自分に当てはまることがあれば対策を講じた上で解約を行いましょう。
直前の年会費は返金されることはない
ラグジュアリーカードは年会費が必要なカードですが、解約する際には直前に支払った年会費は返金されません。
年会費を払ってすぐ解約するのはもったいないのはもちろんですが、ラグジュアリーカードは様々な優待サービスがありますので、解約する場合は年会費を支払う直前に解約するのが一番お得です。
基本的には、過去ラグジュアリーカードに入会した入会月が年会費の支払い月となります。ラグジュアリーカードを1年以上使っている方は過去の履歴を調べれば、年会費の支払い月を把握することができます。
年会費を支払わずにギリギリで解約する方法として最も確実なのは、ラグジュアリーカードのコンタクトセンターへ確認するのが一番です。コンタクトセンターでは、いつまでに解約すれば次年度の年会費がかからないかを聞けば教えてくれますので、一番お得に解約したいと考えておられる場合はコンタクトセンターへ確認してから解約日を決めるとよいでしょう。
個人情報入りのチップが埋め込まれているのでカードはハサミを入れて処分する
ラグジュアリーカードの解約後、カード自体を処分する必要があります。
一般的なクレジットカードでは、個人情報が入ったICチップが埋め込まれているICチップそのものをハサミでカットする処理を行った上で、さらにカード自体をはさみでカットして使用不可能にするのが普通です。
ただしラグジュアリーカードについては、カードが金属製になっており、ハサミでカットすることができません。
ラグジュアリーカードで支払いをしているものがあれば事前変更しておく
ラグジュアリーカードの解約時に注意する必要があるのが、毎月の電気代や水道代、携帯などの通信費用、家賃、そのほかの生活費などをカード支払いにしているものは事前に支払い先を変更しておく必要があることです。
これらを変更せずに解約してしまうと、カード払いにしていたすべての支払いがストップしてしまい、電気を止められたり、携帯が使えなくなるなどのトラブルに発展してしまう可能性があります。
また支払いが滞った場合は自分の信用情報にも傷がついてしまうという大きなデメリットがあり、そうなってしまうと他のクレジットカードやローンなどの申し込み時に悪影響が出てしまう可能性もありますので、必ず支払い先の事前変更を忘れないようにしましょう。
利用残高の一括返済が必要
ラグジュアリーカード解約時には、それまでクレジット払いを利用して支払いがまだの分や、リボ払い・分割払いなどで月々支払い中の分、またキャッシングなどを利用して月々返済中の分などをすべて一括で支払う必要があり、多くは次の支払い時に請求されることとなります。
特に高額な支払いとなりやすいボーナス払いなどは最も危険であり、解約のタイミングで請求されることとなるため、ボーナスのような収入がないときに支払うということになってしまいます。
解約前に貯まっていたポイントは消滅してしまう
ラグジュアリーカードはポイントが貯まる制度がありますが、解約時にはそれまで貯めたポイントがすべて無効になってしまいます。せっかく貯めたのに使わずに無効にしてしまうのはもったいないですよね。
貯まったポイントは、現金へのキャッシュバックのほか、ANAやJALなどのマイレージをはじめAmazonギフト券やJCBギフトカードなどとして利用できますので、解約時には必ずポイントを確認して使い切ったうえで解約するようにしましょう。
家族カードやETCカードも使えなくなる
ラグジュアリーカードを解約した場合、ラグジュアリーカード利用時に発行した家族カードやETCカードも使用不可になってしまいます。
同居していない家族に家族カードを渡しているような場合は、事前に連絡して別のカードに切り替える等を行っておかなければ店舗などで使えずに困るというようなことが発生してしまいます。
ETCカードも同様ですが、ETCカードは特に車に差しっぱなしにしているという方も少なくありません。これも事前に別のETCカードを用意しておかなければ、ETCゲートをくぐった時にエラーとなった場合は自分だけでなく後続車にも迷惑をかけてしまうという状況になってしまいます。
解約時には家族カードとETCカードの状況を確認しておきましょう。
まとめ
ラグジュアリーカードの解約については、コンタクトセンターへ電話連絡をすればすぐに解約できます。ただし、解約の電話をする前に注意をすべき点がいくつかあり、解約のタイミング次第で得にも損にもなってしまいます。
ラグジュアリーカードの解約検討時にはまず年会費の支払い月や保有ポイント、および支払い残り金額などを確認し、状況を把握したうえですぐに解約すべきかそうでないかを考えて解約手続きを行うことをおすすめします。
以上、ラグジュアリーカードの解約方法を紹介!注意点もチェック…という話題でした!