スクエア決済(Square決済)の導入を検討中ですか?それでも、支払いの際にスクエア決済をしてみたいとお考えでしょうか?
スクエア決済(Square決済)は、暗証番号の入力がなくて便利だけど、不具合など悪い評判も聞くけれど実際のところはどうなのか知りたい方は必読です。
今回はSquare決済の特徴や問題点についてまとめました。
Square決済がどのような店舗やユーザーに向いているのか解説していきます。
目次
スクエア決済(Square決済)とは
スクエア(Square)はアメリカ企業が展開しているスマホ決済サービスです。
入金が早い、POSアプリが便利、端末がスタイリッシュといったメリットがあります。
初期費用も4980円からと群を抜いて安く、月額使用料も無料ということで個人経営の店舗でも導入しやすい決済サービスであると言えるでしょう。
審査もAIで行われているため最短15分、朝一番に申し込んで審査結果が届いたその足で家電量販店に端末を買いに行けばすぐに使えるため非常に手軽ですね。
スクエア決済(Square決済)のメリット
スクエア決済(Square決済)の一番の売りはなんといってもスピーディな入金です。
最短翌日には入金されます。
入金がとにかく早い
スクエア決済(Square決済)の一番のメリットは最短翌日には入金されるという入金のスピーディさにあります。
これは登録した銀行が「三井住友銀行」または「みずほ銀行」の場合で、この2行以外の銀行の場合は水曜締めの金曜入金となります。
振込手数料も無料です。
個人経営の店舗で資金繰りが厳しいときにも翌日入金のサービスはメリットが大きいです。
また、なんといっても大手メガバンクを振り込み手数料なしで振込先に指定できるのも経営者としては安心です。
高機能のPOSアプリ「Squareレジ」が無料で使える
スクエア決済(Square決済)を導入すると、POSアプリ「Squareレジ」を利用できるようになります。
非常に高性能なPOSアプリで、「何が何個売れているのか」「売り上げが跳ね上がる日や曜日」「従業員別の売上金額」など簡単にしたりグラフ化して分析することも可能です。
従業員が複数人いる場合、POSの検索の権限を「店長・副店長のみ」「社員のみでバイトは不可」といったように限定することもできるので情報管理面でも安心です。
Squareレジではもちろん現金の受付もできますし、在庫の管理や店舗が服数店ある場合には複数店舗の売り上げ・在庫の管理もタッチパネルで簡単にすることができますよ。
POSアプリ「Squareレジ」は無料で使用することができるので、売り上げをのばしたい店舗責任者の方は利用しないと損ですね。
顧客のキャンセルを防ぐ対策が出来る
スクエア決済(Square決済)ではオンライン請求書を利用して顧客に事前に決済を依頼することが可能です。
メールでオンライン請求書をユーザーに送って決済してもらっておけば、前日や当日のキャンセルによる売り上げロスを未然に防ぐことができるため、こちらも経営者側としてはありがたいサービスですね。
また、スクエア決済(Square決済)は自動引き落としや定期購入にも対応しており、ピアノ教室や塾など定額の月謝が発生するようなサービスにおいて本領を発揮します。
この「自動継続課金」は今のところ対応しているのはSquareのみとなっており、利用したいならSquare一択となります。
スクエア決済(Square決済)の問題点
スクエア決済(Square決済)の問題点を考えていきます。
サイン認証なので本人確認が難しい
スクエア決済(Square決済)の端末はクレジットカード利用のみですが、端末自体に暗証番号を入力するボタンがそもそもついていません。
ではどうするのかというと、ユーザーにタブレットやスマートフォンの画面上でサインを求めることになります。
サイン支払いの場合、暗証番号入力での本人確認と比べてやや安全面に劣ります。
不正利用の際に見分けが付きにくいからです。
万が一ユーザーが不正利用に気付いた場合、カード会社を通じて不正利用分の金額が振り戻されてしまうので、金額が大きい場合は経営に大打撃を与える可能性もあります。
貴金属など高額商品を取り扱う店舗での利用にはあまり向いていないかもしれません。
クレジットカードが通らないなどのトラブル
スクエア決済(Square決済)では専用の端末を使ってクレジットカードを読み取りますが、ICチップ付きのクレジットカードはBluetooth接続リーダ、ICチップの付いていないカードは磁気カードリーダに通す必要があります。
慣れるまでは少しややこしく感じますね。
落ち着いてカードリーダを操作すれば問題ないのですが一度トラブルが起こるとユーザーを待たせていることもあってパニックになってしまうかもしれません。
トラブル時の対応についてはSquareのホームページに載っていますが、メモに残してレジ付近に置いておくと安心です。
JCBが利用できない(現在は解消)
スクエア決済(Square決済)に対応しているブランドは現在VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discoverとなりますが、少し前まではJCB、Diners Club、Discoverには対応しておらず、国内加盟店シェアNO.1のJCBが利用できないという点が最大のデメリットでした。
現在はJCB、Diners Club、Discoverも追加で対応となりましたのでこのデメリットは解消されています。
ただし、決済ブランドの取り扱いは店舗ごとに変わってきます。
VISA、Mastercard、American Expressの場合Squareによる審査、JCB、Diners Club、Discoverの場合はJCBの審査になるためです。店舗によってはVISA、Mastercard、American Expressのみ決済OKとなっているということもありますので支払いの際には注意が必要です。
決済時にクレジットカードが通らないというトラブルが起こった際にはまず利用したいクレジットカードのブランドがその店舗で対応しているか確認してみましょう。
レシートが出ない
スクエア決済(Square決済)の基本的な端末セットでの決済の場合、レシートに対応していません。
ユーザーには決済完了の旨が電子メールにて送付されるだけとなっており、レシートが必要なユーザーにとって少し不便かもしれません。
この場合紙ベースで必要なユーザーは電子メールの印刷をする必要があります。
ただし、店舗とユーザーの取引はSquare POSレジに情報として記録されますので、Squareレジに対応しているレシートプリンターを別途購入することで紙のレシートを印刷してユーザーに渡すことができます。レシートプリンターが無い場合は手書きでの請求書を発行することでも対応することができます。
クレジットカード払いの場合金銭の受け取りの受領事実がないため、手書きの請求書には「クレジットカード払い」と明記することをおすすめします。
分割払いが不可能
スクエア決済(Square決済)は「一括払い」のみで分割払いや、リボ払いには対応していません。
店舗での決済は「一括払い」一択です。
ただし、カードによっては後から「分割払い」や「リボ払い」に変更できるのでどうしてもユーザーから支払いを分割したいという申し出があった場合、ユーザー自身でクレジットカード支払い方法の変更をする必要があります。
ユーザーが持っているクレジットカードの発行元によっては決済後の分割払いやリボ払いへの変更は受け付けられませんので、その点もユーザー自身で確認することが必要です。
また分割払いやリボ払いに変更した場合、所定の金利や手数料がユーザーに適用されるのでこの点も注意すべきです。
高額商品の場合はスクエア決済の店舗は避けたほうが無難と敬遠される可能性もあります。
スクエア決済(Square決済)の知名度の低さ
スクエア決済(Square決済)は、楽天ペイやLINE Payに比べると日本での認知度はあまり高くないので、スクエア決済(Square決済)を知らない顧客はクレジットカードを通すことに抵抗を感じてしまうかもしれません。
ただ、導入店のメリットが大きいのもあり、スクエア決済(Square決済)認知度はどんどん上がっており、何と言ってもスクエアの洗練された端末に好感を持つユーザーが多いことも事実です。
まとめ
スクエア決済(Square決済)は端末のオシャレさや入金のスピードの速さを考えると店舗側としてはメリットの大きい決済方法ですので、デメリットをきちんと理解した上でぜひ導入を検討してみてください。
JCBに対応したことで最も大きなデメリットは解消されたと言えますし、順次電子マネーにも対応していく予定とのことなので利便性も改善されていくでしょう。
以上、スクエア決済(Square決済)のメリット・デメリットを徹底解説!店舗運営者の方必見…という話題でした!