税金の支払いをクレジットカードでできることはご存知ですか?
相続税や贈与税、法人税など様々な税金は、金融機関やコンビニ払いを利用している方が多いでしょう。税金をクレジットカード支払うメリットと、決済手数料について詳しく解説していきます。
目次
税金をクレジットカードで納付
消費税や法人税など29種類の税金をクレジットカードを利用して納付することができます。
国税庁が開設しているクレジットカード納税のページで、クレジットカード納税ができます。支払いの手間を省いたり、高額な納税がしやすくなったりするなどのメリットがあります。
クレジットカードで納付可能な税金
クレジットカードで納付可能な税金は、全ての税金ではありません。クレジットカードで支払いできる税金を確認しておきましょう。
申告所得税及復興特別所得税 | 法人税 | 地方法人税 | 相続税 | 源泉所得税及復興特別所得税 |
復興特別法人税 | 消費税 | たばこ税 | 石油税 | 電源開発促進税 |
揮発油税及地方揮発油税 | 航空機燃料税 | 自動車重量税 | 国際観光旅客税 | 消費税及地方消費税 |
法人税(連結納税) | 地方法人税(連結納税) | 贈与税 | 源泉所得税 | 申告所得税 |
復興特別法人税(連結納税) | 酒税 | たばこ税及たばこ特別税 | 石油石炭税 | 揮発油税及地方道路税 |
石油ガス税 | 登録免許税 | 印紙税 | 国際観光旅客税(告知分) |
税金をクレジットカードで支払える仕組み
税金のクレジットカード支払いは、トヨタファイナンスという納付受託者が一度、税金の立替をし、税金を国に支払うというシステムになっています。クレジットカードは、引き落とし日にまとめて決済を行うため、立替を行わなかった場合、納付期日に遅れる可能性があります。
クレジットカード支払いのタイムラグを防ぐために納付受託者が立替を行います。
税金をクレジットカード納付するメリット
支払いの手間を省くことができる
税金をクレジットカードで納付するメリットは、支払いの手間を省くこと。
金融機関やコンビニに出向いて税金の支払いをする場合、現金を用意する必要などがあり、支払いに手間がかかります。
一方で、クレジットカードであれば、自宅にいても、PCとクレジットカードがあれば、支払うことが可能になり、支払いの手間を大幅に軽減します。
クレジットカードで決済ができる分決済手数料がかかりますが、手数料がかかっても、手軽な方が良いという方は、利用するメリットがあります。
ポイントが貯まる
税金をクレジットカード納付をする大きなメリットは、ポイントが貯まることです。クレジットカードをショッピング以外にも利用することで、効率よくポイントを貯めることができます。また納付額が上がるほど、ポイントも多く貯まります。
貯まったポイントは、個人のカードであれば、アイテム交換や電子マネーへの換金などに利用でき、お得なショッピングに生かすことができます。
ポイントを現金に換算して計算してみると、納付額が軽減されると考えることもできるため、ポイントが貯まるのは大きなメリットと言えます。
税金をクレジットカード納付する時の注意点
決済手数料がかかる
クレジットカードで税金を納付することができますが、決済手数料がかかるため、注意が必要です。金融機関やコンビニで税金を支払う場合、決済手数料がかからないことと比べると、デメリットとなります。
税金納付に伴うクレジットカード決済手数料は、納付額によって変化します。10,000円ごとに決済手数料82円(税込)かかります。
10万円の納付額だった場合、820円の決済手数料となりますが、数百円で済むため、そこまで気にならないかもしれませんが、法人の税を支払うなど、納付額がより多くなると、100万円で8,200円、500万円で41,000円と、決済手数料が増えていきます。
1円~10,000円の納付 | 決済手数料 82円(税込) |
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10001円~20,000円 | 決済手数料 164円(税込) |
20001円~30,000円 | 決済手数料 246円(税込) |
30001円~40,000円 | 決済手数料 328円(税込) |
40001円~50,000円 | 決済手数料 410円(税込) |
決済手数料が発生するワケ
先ほど記載したように、クレジットカードでの税金納付は、納付受託者が立て替えています。利用者が国に直接払うはずの税金を一度立て替えることによって、クレジットカードの未払いや遅延などの未回収のリスクを負うことになります。
本来利用者が行うべき支払いの立替に対するリスクの保険として、利用者が決済手数料が発生するのです。
金融機関やコンビニで現金納付をする際は、支払いのタイムラグがなく、お金の流れがスムーズで、リスクがなく決済手数料が発生しないと考えることができます。
リボ払いの場合は金利手数料がかかる
納付する税金の1ヶ月分の支払いを少なくしたいという場合には、リボ払いが有効ですが、金利手数料がかかってしまいます。
1年かけて返済する場合に、支払い額の15%の金利手数料を払うことになります。半年で返済する場合は、7.5%の金利手数料、2ヶ月返済で2.5%の金利手数料と計算でき、早く返済するほど、金利手数料も低くなります。
まとめ
特定の税金は、web上でクレジットカードを利用して納付することができます。さらに、ポイントも貯まることなどのメリットがあります。
デメリットは納付額の増加とともに決済手数料が上がることです。メリットや決済手数料を把握し、クレジットカード納税の利用を検討してみましょう。
以上、税金をクレジットカードで納付するメリットは?手数料はどうなるか徹底解説…という話題でした!